医療機関(病院・クリニック・動物病院)が弁護士に相談する事例としてまず思い浮かぶのは医療事故・医療過誤案件ではないかと思います。しかしながら、実際に弁護士に相談することが多いのはそれ以外の分野の事例です。
当事務所がこれまで医療機関の方から、医療事故・医療過誤案件以外でご相談を受けた事例をご紹介すると、以下のとおりです。
・総合病院経営者
勤務態度が不良な検査技師を解雇しようとしたところ、同技師が外部の労働組合に加入し団体交渉を申し入れてきたため、弁護士が団体交渉の対応をした事例
・内科クリニック経営者
経営者である医師に対して反抗的な態度をとる看護師を解雇したところ、同看護師から解雇無効の労働審判を起こされたため、弁護士がその訴訟対応をした事例
・心療内科クリニック経営者
妄想性障害を患っている患者から、担当医師が「おかしな薬を大量に処方された」として損害賠償請求の訴訟を提起されたため、弁護士がその訴訟対応をした事例
・内科クリニック経営者
賃借している病院が、再開発のために賃貸人から明け渡し請求をされたため、弁護士が賃貸人との交渉を担当した事例
・歯科クリニック経営者
経営している分院の事業を他の医師に譲渡するために、弁護士がその譲渡契約書の作成やその他のアドバイスを行った事例
・歯科クリニック経営者
同経営者が歯科衛生士の専門学校の買収を検討していたため、買収に関する法的問題点の検討を弁護士が担当した事例
・美容クリニック経営者
レーザー脱毛治療を行ったところ、その効果がないとして、患者がクリニックに乗り込んできたため、弁護士がその対応を行った事例
・美容クリニック経営者
美容クリニック専門のインターネット上の掲示板に、同クリニックの医師の誹謗中傷が記載されてしまったため、弁護士がその削除請求を行った事例
・大学病院勤務医師
大学病院の勤務医師が病院内で不当な差別的取り扱いを受けていたため、弁護士が病院経営者と労働条件等についての交渉を行った事例
このように、医療機関からの相談は多種多様ですが、当事務所では医療機関からのあらゆる相談に対応できる体制を整えております。